株式上場によるエクイティファイナンスの功罪
フラクタリストが、ネットエイジを親会社とする投資会社ngi groupによって買収されるリリースがでていましたが、今回、株式上場によるエクイティファイナンスの功罪について考えてみました。
http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151,20352827,00.htm
エクイティファイナンスのメリット
デメリット
- 公開先の市場にも求められますが、四半期ごとに数字をつけられることが求められるため無理な営業につながる
- 上場によるコスト(IRコスト)
- 浮動株によっては買収される可能性
まま、デメリットはスタッフにとっても現実的な問題でして、上場後の会社というのは、そうとう会社としてのビジョンやストラテジーがないかぎり、そもそも上場を維持するためのコストやレスポンシビリティから数字をあわせることにフォーカスした作業をたんたんとすすめていく作業がつづいてしまうことにもなりかねません。
フラクタリストはビジョンとしては当初面白いことをいっていたのですが、ビジョンと戦略と戦術がうまく動かなかったことが実態としてのマーケットの投資家からの評価になっていってしまったのでは、と私は考えています。(新興市場全体にいえることですが)