IT業界というマーケットは、かなりの変動期に突入している、ということはひとつ言うことはできるでしょう。上場している企業を批判することは易し、ですが、とはいえ上場した企業に対しての期待がQごとにモニタリングされるのは実態としては、企業からみるとかなり大変なことであって、株式マーケット以外での直接投資マーケットが潤沢に整備されていく必要性もあるかとおもいました。
サイバード、株式非公開に--堀ロバート社長と投資会社が公開買い付け
http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151,20360045,00.htm
- 中長期的な企業価値を向上させるためには短期的な足元の業績に左右されない先行投資が必要
- 「株価の低下は『株式を公開するべきではない』という市場の判断」（Chiba氏）
モバイルの雄であったサイバードですが、非上場化されるようです。
非公開化によって企業の資本コストは上昇することが予想されます。
公開市場から定常的な資金を調達する必要性よりも非公開化という清算をはかった、ということなんでしょうか・・・
ドリコム、主力事業振るわず役員報酬を減額
http://v.japan.cnet.com/news/article/story/0,2000067548,20359802,00.htm
- 派遣費用の削減や新規採用費用の削減により、販売管理費と売り上げ原価を削減する。
実質的なリストラに突入されたようです。
財務諸表を見る限りですが、CF大丈夫なんでしょうか・・・、借入金の金利分くらいは利益をださないといけない、かつ、今後の借換ファイナンスの成否が注目されます。。。
株式会社フラクタリスト
代表取締役の異動に関するお知らせ
http://v.japan.cnet.com/news/release/story/0,2000067550,00023307p,00.htm
ngiに吸収されていましたが、結果的に上記のリリースになっているようです。
人材に対しては旺盛な需要があるものの、会社として、まわしていく、という点については受託の売り上げ構造が流動的であって、確固たるキャッシュフローモデルをつくることはかなり大変です。
