この「新銀行東京マスタープラン」は東京都の出費項目であるべきが、新会社から計上され、コンサル会社に支払われていて問題となっている件ですが、改めて内容を振り返ってみることにします。
融資基準、リスクDDについて
- ポートフォリオ型
- 融資全体の30%くらい
- 「一定の審査基準を満たす中小企業に対して、その財務内容などに応じ、原則として適用金利2〜8%程度、上限金額5,000 万円、原則無担保・第三者保証不要、最長5年(担保付は最長7年)の分割弁済型融資を行う。」
- これはすごい魅力的なプラン
- スコアリングモデル見直し、と優良資産への集中戦略に切り替わりました
- 技術型
- 融資全体の?%
- 「企業の財務内容と技術力・将来性とのバランスを考慮した上で、原則として適用金利2〜8%程度、上限金額1億円、原則無担保・第三者保証不要、最長3年(担保付は最長5年)の分割弁済型融資とする。また、新銀行のリスク軽減措置として、オリックス株式会社などの中小企業無担保融資・保証ノウハウを活用しながら、通常必要とされる代表者の個人保証を解除する仕組みについても検討していく。」
- 保証会社(SPC)が融資を保証するスキームとなっていたようです。しかしながらデフォルト率が高いのは、ポートフォリオ型が大半だった、ということなのでしょうか
- シンジケート型
- 融資全体の?%
- 「原則として適用金利1〜12%程度、貸出金額及び担保・保証については案件に応じて個別に判断、最長5年(案件内容によっては最長10 年)の分割弁済型を条件に、シンジケートローン(協調融資)を行う。対象企業は、提携金融機関からの案件持込を前提とし、提携金融機関との融資取引を3年以上有し、主力行であることを条件とする。」
- 信用金庫、地銀とセットで貸出するのでもっともデフォルト率が低いはず。
- 保証スキームもあるみたいです
- 新銀行中小企業再生ファンド
- ファーストステージでは数億、将来的には200億のファンド
ソース:
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2004/02/DATA/20e26101.pdf
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2004/02/20e26100.htm
http://www.sgt.jp/about/newsrelease/pdf2007/070601_03.pdf