現状古本がメインでしか入手できないが、セデル・クリアストリームの創業時期に携わりパージされたエルネスト氏による本。
3行サマリ
- 筆者は設立からしばらくすると決済プログラムの詳細を知りすぎたとしてパージされた。その後、クリアストリーム事件 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A0%E4%BA%8B%E4%BB%B6 が起こる。史実をwikipediaで見るとなかなか恐ろしい話。
- リプレースされた取締役も代替可能な存在で大量のトランザクションを必要とする銀行や出資元から派遣されたテイ。エルンスト氏が去ってから当初の決済インフラとしての崇高なミッションは失せ、欲望の赴くまま匿名での債権高速名義変更・プール場所になっていく
- 本の後半は社外からの視点となり、やや主観性が落ちる。また口座リストなどでそこそこのページ数が割かれコンテンツ濃度が落ちる。