定番の本を改めて読むと大きな示唆があった。
3行サマリ
- デプロイ頻度、変更のリードタイム、平均修復時間(mttr)、変更失敗率と、ハイパフォーマー、ミドルパフォーマー、ローパフォーマーを表にすると全ての項目がパフォーマンスが高ければ高いほど良くなる相関がある。
- 年代を追っていくとソフトウェアのデリバリー環境が改善されたことによるのかデプロイ頻度に関してはローパフォーマーでも高くなる。方やミドルvsローで以前大きな差分があるのは平均修復時間と変更失敗率である。「何をやっているのか曖昧なままのコードを入れる。当然の帰結として問題が起きた時にシューティングに時間がかかる。」これが古来から言われる臭うポイントである。
- 一部の開発生産性への取り組みをされている企業の事例ではプルリクエスト数がキーだ!と主張されていることもあると思うが、改めて原著に触れてみることで、前述した臭うポイントを、例えば障害対応を振り返ってみるだけでもチームは個人がどういうパフォーマンス状態にあるのかがシグナルとしては掴めるだろう。