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知のレバレッジを最大化せよ (旧はてなダイアリーから移転しました。)

ヨセミテ、みんなの闘病サイト「オンライフ」をサービス終了

闘病日記を投稿・閲覧できるヨセミテのサービス「オンライフ」(http://onlife.jp/)は2009年7月24日(金)の10時をもちましてサービスを終了するようです。闘病というある種のタブーでありながら情報の共有が必要であった領域にふみ込んだサービスで個人的に非常に注目していましたが、残念な状況となってしまっているようです。
ビジネスのスタートアップと、サービス終了とメンバーの方向性などいろいろな要素が絡み合い、なかなか深い内容となっています。

公式サイトでのアナウンスでは

突然ではございますが、諸般の事情により、2009年7月24日(金)の10時をもちましてサービスを終了させていただくことになりました。

今までご利用くださっていた皆様には心より御礼申し上げますとともに、サービス終了の運びとなりましたことを深くお詫び申し上げます。

なお、サービス終了までのスケジュールは以下の通りとなります。

【スケジュール】
 ・2009年7月3日(金)にメンバー登録機能を停止します。すでにメンバーの方は今まで通りログイン可能です。
 ・2009年7月24日(金)10時にサービスを終了します(サイトのコンテンツ閲覧、メンバー投稿を含むすべての機能を停止)。

となっていますが、運営会社のヨセミテblogではより詳細な理由が記載されています。

患者さんのニーズを掴みつつあるという手ごたえを感じる一方で、より多くの患者さんに高い付加価値を提供できるサイトになり、収益と両立させていくには、私達が想定していたよりはるかに長い時間と多くの労力が必要になることを痛感しました。

このような背景や、後述のようにスタートアップのベンチャーが複数事業を運営する難しさもあり、今回は誠に勝手ながらサービス終了という決定をさせていただきましたが、津田がヨセミテを離れてから個人として、新たな形で患者さん向けサービスの提供を模索していく予定です。

また、適正な収益を上げる見込みが立たない状況では、多くのユーザーに長期間にわたって付加価値の高いサービスを提供し続けることも難しいと考えています。

  • つまるところは、収益化の問題と人件費やオフィスなどの固定費用の問題があったということでしょうか。
  • サービス単体での収益があがらなければSIや保守で稼ぐ、ということもあり得ますがそれはそれで危険な道を歩むリスクもありますので、さっぱり辞めてしまうというのも合理的な判断で、英断ですし、なによりサービスをやりたい各個の将来にわたる時間をセーブできます

一方で、ゴールは共有しながらも、そこに至るアプローチに微妙な意見の相違があったり、複数事業を抱えることによりリソース・意識の分散が発生しており、このままリリースすることに迷いが生じました。

  • BtoCのサービス2つを同時に着手していた、ということでしょうか

しかし、『1事業を2人』でやることと、『1事業につき2人』で複数事業をやることは全く違うことだということに気づかされました。

  • その通りだと思います。スタートアップの時点では、サービスの集約と、当該サービスにおける収益分析が、たとえそのスタートアップのBSが盤石であったとしても、精神衛生的に必要なことであると思います。
    • BSが盤石であれば、債務超過や倒産する、とかそういったことはありません。ただ、精神衛生的に収益があがるような期待形成と正当化があることで、事業が推進するということは言えます。
      • 経済的には、資本解放市場・変動相場制度・民間銀行への金利設定自由化設定環境下における中央銀行のインフレ導入目標設定みたいなもんでしょうか。

また、フォートラベルの津田さんはヨセミテから退任されるようです。

また、2009年7月31日をもって津田が退任し、2009年8月1日から塚田がヨセミテ代表取締役に就任します。

津田は個人として再出発することを決め、いくつかの分野の中から新しいサービスの立ち上げを準備中です。

  • やはり、闘病や医療サービスについては、津田さんの強い意志というかコダワリがあったのでしょう。
  • そういったコダワリこそがサービス開発・発展のための原動力になっていると思います。