mabots' blog

知のレバレッジを最大化せよ (旧はてなダイアリーから移転しました。)

「誰かに指示した瞬間に、その人は私のために働かなくなるだろう」ボトム型経営を実践するための気づきの言葉

ゲイリーハメルの「経営の未来」を読んだところで、ボトム型経営を実践するにあたっていくつか、気になるワードがありました。とくに前半のゴア社、ホールフーズ社のケースの解説が印象的でした。一部リバイズしながら紹介します。

  • 当社の上級幹部会議では、よくマズローの欲求モデルがプレゼンテーション資料にふんだんに用いられる。なぜならば、欲求モデルの上位のレイヤーを刺激するようなプランでなければ、皆が魅力的に感じないことを心得ているからだ
  • 誰かに指示した瞬間に、その人は私のために働かなくなるだろう
  • ヘンリーフォードは頭を使わずに手だけを使うことを望んだが、我々は一般の従業員が事業を改善する十分な知識や知能をもっていると確信している。それを引き出すことが課題である。

トップ型経営の手法は、20世紀前半から対して進歩していないが、先行き不透明なこの時代において、上記のような心構えで仕事を推進することを試すのもいいかもしれない。