mabots' blog

知のレバレッジを最大化せよ (旧はてなダイアリーから移転しました。)

ドリコム決算発表

ドリコムの決算が発表になった。
内容としては、販売費及び一般管理費の増大(3-4倍)と、売り上げ成長の低迷。
内容的には非常に厳しいものではある。ソフトウェア資産の増加と、子会社関連ののれんの価値の今後の推移が潜在的なリスクとなることを投資家は注意されたい。

IRサイト
http://www.drecom.co.jp/ir/library/


かたや、ディーエヌエー(DeNA)は増収増益であって、BtoCで成功した場合の爆発的なレバレッジ(まぁ失敗したらほんとに儲からないんですが)を稼ぎ出した、ディーエヌエーにについては、川田氏の曰うBtoCで勝ちに行くという方針が社内に徹底されているという印象を受けたが、外部からみている限り、ドリコムに関しては戦略が散漫であるように見える、とはいえ、軸となる製品開発に集中し、さらなる付加価値を提供していけば成長はあると思う。

とくに技術的に優れているベンチャー、もとい中小企業はすくない。それはそれでよいと思う。
なぜならスピードとタイミングドリブンで勝ちに行くことが出来るからだ。
あとは、どのようなターゲットを狙い、どう、寡占するのかという戦略と徹底、戦術の策定と、ひたむきな実行をシコシコ(たまにCFをウォッチしつつ、パブ打ちりつつ)続けていくというところで勝ちに行くものだと思う。

そしてかつてのベンチャーが大きくなったとき、守るものが出来たら、それはそれでよいことだと思う。なぜなら、すくなくとも守るものがあるのは(たとえそれが縮小傾向があろうとも、守成の側面が強くとも)価値創造という意味で社会に貢献はしているからだ。