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サービス終了せずに継続するサービスを計画するためのヒント

サービス終了の話ばかりしていてもなんなので、サービス終了せずに継続するサービスを計画するためのヒントをまとめてみました。継続するコミュニティーは10年以上継続するし、ソーシャルアプリへの投資は加熱していて新たな墓標を作ることになるのかもしれない、そんな時勢だからこそこれからなにかスタートしたい方や今サービスを運営されている方の参考になれば幸いです。

サービスが終了したりすることで自社のメンバーだけでなくエンドユーザーや関連会社まで含めて大変な事態になります。コミュニティ系サービスにおいて、継続するためのヒントとしては下記が考えられると思います。


継続するサービスを計画するためのヒント

  • 最低限必要な業務フローを確立すること。業務フローはユーザーの必要性に遡及していることは最低限必要。経済的インセンティブがあればもっと好ましい。
    • 「自発的にコミュニケーションしてください」、とユーザーにいったところでコミュニケーションは成立しない。
  • 初期投資コストを必要最低限にすること。必要に応じて追加開発すればよい
  • ある程度有効に機能する初期ユーザーを確保できる目論見をたてること
  • 会員獲得数が必ずしもビジネス利益の成立に相関しない点を踏んだ上で投資目論見を定めること。
  • 運用にかけるコストを必要最低限に抑えること。必要なタームにあわせて拡大すること。その点をユーザーに理解してもらう努力をすること。
  • 数年間にわたるユーザー育成計画をたてること。(10年近くにわたって事業サイドとユーザーとの対話を続けている会社もある)
  • 数年間にわたる継続的な改善やイベントなどをとにかく継続すること。

外部の会社に発注する場合についてもSIerのプロフィットと相反する個所もいくつかあると思いますが、妥当なバランスを探る能力をエンドユーザーもSIerも身につけるべきですし、バランスするように議論しなければならないと思います。