新生ナップスターとなってから4年、ナップスターは日本でのサービス提供を終了するようです。
米ナップスターのDRM仕様変更に対して日本側がそのシステム変更にかかる支出とペイしないため、終了するようです。携帯音楽配信業とiTunesの二つの競合と音楽業界の事情があって特に日本ではかなり大変な競争状態にあったのではないかと思います。
旧ナップスターとはまったく趣旨のことなるサービスではありましたが、10年前非常に大きな話題となったナップスターが撤退することで、日本でも「ナップスターを知らない世代」的ななにかが増えていくんですね。(最近だれが「バブルを知らない子どもたち」という言葉を流行らせようとしてるのか特定するために調査をしていたので。)
誠に勝手ながら、2010年5月31日をもって、
ナップスタージャパンの全てのサービスの提供を終了いたします。2006年10月のサービス開始以来、ナップスターが提案するサブスクリプション・サービスによる音楽の聴き放題という新たな音楽の楽しみ方を通じて、たくさんの音楽ファンの方々と出会うことができました。
これは、ナップスタージャパンに対するライセンサーである米国Napster, LLC.が米国および欧州の音楽市場に対応するため、DRM※フリーへのプラットフォーム移行を進めていることなどにより、ナップスタージャパンでは、楽曲の許諾およびシステムの運用等に対応するための大規模な支出なしには、今後、日本市場におけるユーザに対して現行のサービスの提供を継続することが困難になると判断したものです。
http://www.napster.jp/final/
http://tower.jp/company/pressrelease/detail/657?pressreleaseCategory=