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知のレバレッジを最大化せよ (旧はてなダイアリーから移転しました。)

「この指とまれ」がサービス障害復旧を断念し、運営を放棄。有志がサービスを作り変えながらサービスを継続

350万会員まで集めていた同窓会サービスである「この指とまれ」を運用する株式会社この指とまれは、障害復旧をあきらめ、有志によって構成される「ゆびとま再建委員会」に運営をオフィシャルに委託する模様。単に技術的な困難さだけでなくサービスのあげる収益と、サービスの改修・維持にかかる費用を見比べた結果の意思決定なのかもしれません。

下記に記載の事項から推測するに、おそらく会員プロフィールの移転なども実施可能なようです(DBは壊れていない?)。私の推測では

  1. 新サービスに会員データを移管した後、
  2. 一定期間について、所定手続きを行った旧会員については新サービスでアクティベート
  3. 手続きを行わなかった旧会員はデータ削除

という手順を踏むとおもっていますが、実際はどのような移行ステップが示されるのか、移行されるデータ範囲が気になるところです。

逆に考えると、この混乱に乗じて同様の競合サービスを作り出す絶好の機会になるのかもしれません。あるいは、mixi等のSNSのコミュニティ機能とその拡張機能(健全な同窓会が開催できるような公式コミュニティ機能のような拡張を実施するのがいいのかもしれません)に吸収されていくのかもしれません。

当事務局では株式会社この指とまれ による障害復旧が困難な状態であると判断し、サービス復旧に関する作業全般及び復旧後の当サービスの管理業務につきまして「ゆびとま再建委員会」なる組織に移管することを、株式会社この指とまれ様より承認頂きました。
 「ゆびとま再建委員会」とは、このたびのサービス停止からの復旧と今後のさらなるサービス改善のために協力して頂いている複数の企業、および当サービスを日頃よりご利用頂いております数名のヘビーユーザの方々によって構成された組織です。
 「ゆびとま再建委員会」では、復旧作業が長期化する場合も想定し、旧システムを破棄し、全く新しいシステムを新たに開発してサービスを移管することも視野に、同時並行で作業を進めており、6月14日(日)のサービス再開を予定致しております。

 また、復旧後の個人情報の帰属など、サービス全般の運営母体等の取扱につきましては「ゆびとま再建委員会」にて、株式会社この指とまれ様と慎重に協議を行い、サービス復旧の段階までに皆様にご報告させて頂きたいと存じます。


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