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仕事とセックスのあいだを読んで、セックスレスになってしまう原因を探る

玄田先生の本、ということで週末本屋さんで発見したのでさっそく読破してみる。仕事の状況や職場環境、雰囲気などでだいぶ変わってしまうようです。ワークライフバランスと、セックスレスについての相関性を説明しているという点で評価されるべきかとおもいました。結婚から5年以内でも実は1-3割はセックスレスになっているんじゃないか的な疑惑もあり、事態は深刻です。なんだか本の構成自体はAERAの記事をまとめたみたいで、繰り返しが目立つ部分もあったのでもうすこしコンパクトに編集できたとおもうんですが、これは先生の原稿というよりかは編集の問題かもしれません。

仕事とセックスのあいだ (朝日新書 24)

セックスレスになってしまう傾向

  • 仕事で挫折した経験がある場合は有意
  • 職場の雰囲気が悪いと有意
  • 収入が極度に低い 100万代/人、350万未満/世帯の場合は有意
  • 1人の子供がいると有意。逆に3人以上だとセックスレス率は低下
  • 独身かつ実家住まいの場合はかなりセックスレスの傾向が高い
  • したがって若年失業者や就職氷河期世代は当然にセックスレス傾向が高いのではないか

経営者の立場として考えてみると勤続年数が伸びなければナレッジも蓄積しないし、おそらく少子化対策という国益に反する企業はその継続性に重大な疑義があるため、上記の職場環境改善が必要です。さらにこれは玄田先生の色も若干つきますが、少子化と若年失業対策とは切っても切れない関係にあるということですね