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知のレバレッジを最大化せよ (旧はてなダイアリーから移転しました。)

社保庁、約八億五千万件の紙データの照合システムに二百億円。

社保庁は、約八億五千万件の紙データの照合システムに二百億円を投じていく予定のようです。たしかに、規模としては大きいのですが、やってる内容は、紙台帳、microfilmをOCRして、基幹システムと接続、検索して照合するという仕組みなので、もうすこし頭をつかって(use your head)安くやることはできないのでしょうか・・・



http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008071702000272.html

 社会保険庁は十七日午前の自民党厚生労働部会で、国民年金と厚生年金のすべての加入者、受給者について、コンピューター上の記録を、約八億五千万件の紙台帳記録と照合する方針を明らかにした。

 社保庁はこれまで、コンピューターと紙台帳との記録照合について、希望者から申し出があった場合にだけ行う方針を示していたが、与党などから「最後の一人、最後の一円まで年金を支払うことをあきらめることになる」「国民の理解が得られない」との批判が相次いだため、方針転換した。社保庁は二〇〇九年度に、紙台帳のデータを電子画像化し、検索しやすくするシステムを百五十億円から二百億円かけて開発。解体される社保庁から年金部門を引き継ぐ日本年金機構が一〇年度以降、受給者の記録から優先的に照合する。