mabots' blog

知のレバレッジを最大化せよ (旧はてなダイアリーから移転しました。)

映画「ウォール街」の名スピーチ「Greed is Good」

最近企業合併・吸収が最近はやりっぽいイメージですが、実際には、RJRナビスコのKKRによる買収は1980年代半ばに始まり、ちょうどその頃、映画「ウォール街」(Wall Streeet)では「Greed is Good」という名セリフが、謳われていたのでした。


下記のスピーチの背景としてTeldar Paperという製紙会社を買収家のゲッコーが買収しようとするのですが、その際、既存役員の無能ぶりを指摘した後での株主総会でのスピーチです。


“The point is, ladies and gentleman, that greed, for lack of a better word, is good. Greed is right, greed works. Greed clarifies, cuts through, and captures the essence of the evolutionary spirit. Greed, in all of its forms; greed for life, for money, for love, knowledge has marked the upward surge of mankind. And greed, you mark my words, will not only save Teldar Paper, but that other malfunctioning corporation called the USA. Thank you very much.” – Gordon Gekko

欲望が、人類の英知を向上させ、この買収がテルダー製紙だけでなく、USAという名の製造会社を救うことになるのだ、という理論です。

今回は紹介に過ぎないのですが、最近私が思うに、最近全国的にモバイルではやっている「Girls Walker」なども、人間心理やさみしさといった隠れたる欲望の時間を携帯で埋め合わせる、そんな隙に入り込むシステムなのではないかとおもっています。

サービスやビジネスを考える際にも、そのサービスやビジネスがほかの人のどんな欲をどれだけ満たす装置となりうるのか、考えていく。その上での競争戦略を立てていかないといかんなぁという所感です。

私がいいたいのは、WEB2.0だから、ではなく、○○という欲望を効率よく満たすための技術としてのWEB2.0という順番で考えられるべきである、ということです。